日本ソフトウェア科学会第37回大会で細川 夏生さんが学生奨励賞を受賞しました。

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修士1年生の細川 夏生さんが日本ソフトウェア科学会第37回大会の一般セッションで脇田と共著の論文データの可視化・文章化技術を複合させた大規模表データ探索システム(48-L) を発表し、学生奨励賞を受賞しました。


データの可視化・文章化技術を複合させた大規模表データ探索システム

細川 夏生 有本 昂平 脇田 建

概要: 近年、自然言語生成と可視化を組み合わせたデータ分析システムが増えてきている。ユーザーがデータに埋もれている重要な事実を理解するのに、文章という媒体は可視化単体に比べて特別な知識が必要ないという点で優れている。しかし、データが大きいと当然統計的特徴も多くなってしまうため、大規模なデータを自動的に文章で要約しようとしても長大になってしまう。本研究ではこのスケーラビリティの問題に対処するため、多くの大規模データが項目と属性の両方に顕在的、潜在的に持っている階層構造を利用して、第一にユーザーが興味を持っている部分にのみ焦点を絞って文章化と可視化を行い、第二にユーザーの興味の移り変わりに応じてインタラクティブに焦点を移動させることで、一度に提示する文章の量を抑制しつつもデータ全体をスムーズに探索可能なシステムのアイデアを提案する。また、実際にシステムを実装し、このアイデアが有効であることを示す。

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